母のお弁当

日記

母が作る遠足のお弁当は、いつも同じおかずだった。
唐揚げ、卵焼き、かつを節をかけたほうれん草のおひたし、そして鮭のおにぎり。
どれも美味しかったけれど、友達のお弁当にはタコさんウインナーが入っていたり、
かわいいロールサンドがあったりして、少しうらやましいと感じたこともあった。

大人になって、今度は自分が子供たちにお弁当を作るようになった。
いろいろ工夫してみたけれど、子供たちからのリクエストは、『唐揚げ、ウインナー、卵焼き』。
それでは彩りが足りない気がして、結局、ほうれん草のおひたしも入れることにした。
気がつけば、母が作ってくれたお弁当と同じだった。
あのお弁当は、我が家の定番だったんだ。

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