息子がまだ小さい頃、母が機関車トーマス柄の生地で布団を作ってくれた。
布団はふかふかで、息子も大のお気に入りだった。
後で聞いたところによると、私が実家で使っていた布団を、打ち直したものだという。
外側の生地を切り、中の綿を出して洗い、新しい綿を足して、
敷布団として生まれ変わったと聞いた。
若かった私は、布団は消耗品だと思っていた。
でも、打ち直した布団は新品のように生まれ変わり、ふかふかだった。
数年前、私も自分の布団を捨てるのがもったいなくて、近所の布団屋さんに、
これで座布団を作れないかと聞いてみた。
布団屋さんのおじさんは、『この布団はいい綿だから、いい座布団ができるよ!』
と言ってくれた。
出来上がった座布団は、ふかふかで、座るのがもったいないくらいだった。
布団は、打ち直してまた使えるのだと知り、これからも大切に使っていこうと思った。


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