看板猫と、トマト1パックの帰り道

日記

昨日のお肉屋さんのすぐ隣。
そこには、街のみんなを見守るもう1人の『店主』がいた。

朝のまだ静かな商店街。皆が駅へと急ぐ通勤路で、
八百屋さんのシャッターの前にちょこんと座った猫がいた。
冷たい地面に丸くなってて、こんなところにいて大丈夫なのかと心配になった。
次の朝も、その次の朝も猫はいて、どこの猫なんだろう・・と気になっていた。

ある日、帰りがけに八百屋さんにトマトを買いに立ち寄った。
レジ横に、白い発泡スチロールの箱。その中にあの猫がいた。

ひざ掛け毛布を敷いてもらった、レジ横の特等席。
お金を払うお客さん達が、みんな猫をみて声をかけていく。

『君の特等席はここだったんだね!』
と、私も看板猫にご挨拶。

トマト1パックだけ、さっと買って帰れる便利さもさることながら、
通るだけで、旬のものがわかった店先。
看板猫に癒されていたあの頃が懐かしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました