少しずつ始めた断捨離。
以前、食器棚を片付けていたら、奥から子供たちが使っていた、小さなアルミのお弁当箱が出てきた。
一つは『クレヨンしんちゃん』、もう一つは『だんご三兄弟』だ。
クレヨンしんちゃんは息子用、だんご三兄弟は娘用に買ったものだ。
25年以上前のものなのに、絵柄はあまり剥げていない。
懐かしいなと思いながら、蓋を開けてみた。
こんなに小さかったっけ?
ここに、ご飯と唐揚げやウインナー、卵焼きとアンパンマンポテトを入れていたんだよね。
そんな当時のことを思い出した。
幼稚園では、『冬はお弁当を温めるので、アルミのお弁当箱を持ってきてください』と先生に言われ、子どもたちと一緒に買いにいった記憶がある。
小学校に入学すると、給食になり、使う機会もあまり無くなった。
たまに遠足で、お弁当の日もあったけれど、大きさが足りなくなったり、新しいキャラクターのものが欲しくなったりして、その後は日の目を見ることがなかった。
当時は、今のようなキャラ弁はまだ流行っていなくて、楊枝が可愛くなったピックが主流だった。
かわいいお弁当を作ろうと、白いご飯の上に海苔でドラえもんの顔を作り、驚かせようとしたこともある。
けれど、いざお昼に蓋を開けたら、ドラえもんが蓋の裏にくっついてしまって『何だかよく分からなかったよ』と言われてしまったこともあった。
何度か処分する機会はあったと思う。
けれど、見るたびにいろいろな思い出がよみがえり、なかなか処分することができなかった。
その後、だんご三兄弟のお弁当箱は手放した。
けれど、クレヨンしんちゃんのお弁当箱は、今も我が家の食器棚の片隅にある。
今はもう使わなくなった、小さなアルミのお弁当箱。
カタカタという音まで、なんだか懐かしい。


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